Raspberry Pi Zero(WH)をリモートでセットアップする

のえる のえる 2020.01.16

先日、Raspberry Pi Zero(WH) を安く手に入れることができました。

 

ただ、ディスプレイ表示の miniHDMIケーブル が無く、microUSB の変換コネクタもありません。
しかも、通常のRaspberry Piと違い、LANのコネクタすら無いです。

 

今回はハードウェアが無い状況で Raspberry Pi Zero(WH) をセットアップする方法をご紹介します。

はじめに

今回使用するものは下記のとおりです。

 

  • Raspberry Pi Zero(WH)
  • microSDカード(32GB/最低8GB以上)
  • MacBook Air
  • SDカード変換アダプタ(microSD → SD)
  • Raspberry Pi用電源(microUSBタイプ)

OSを取得

まずはOSを取得しましょう。

 

https://www.raspberrypi.org/downloads/ から、公式のダウンロードサイトに行けます。

 

公式OSの Raspbian か、簡単インストーラーの NOOBS の2種類があると思いますが、今回は Raspbian を使用していきます。

 

ダウンロードページの Raspbian Buster with desktop にある Download ZIP をクリックして、OSのZIPファイルをダウンロードしましょう。

 

補足

ダウンロードが遅い・途中で止まるという方は、日本のミラーサイトがありますので、そちらからダウンロードすると良いでしょう。

 

Raspbian Mirrors
JAIST 北陸先端科学技術大学院大学

SDカードにOSを書き込む

SDカードの位置を調べる

microSDカードを変換アダプタに取り付け、MacBook Airに挿入し、SDカードの位置を調べましょう。

 

ターミナルで下記のコマンドを実行すると、SDカードの位置がわかります。

 

上記の場合 /dev/disk2 がSDカードです。

 

SDカードの場所がわかったら、アンマウントしておきます。

OSを書き込む

SDカードへOSを書き込んでいきましょう。

 

パスや場所、文字などを間違えるとデータの破損やPCへのダメージが発生することがありますので、細心の注意を払って全て自己責任で行ってください。

 

ダウンロードしたZIPファイルを展開し、イメージファイル(拡張子 : img)を取り出しましょう。

 

取り出しが終わったら下記コマンドを実行していきます。

 

 

補足

“end of device” と表示された場合はエラーですので、再度書き込みを行ってください。

 

正しく書き込めると boot というSDカードがマウントされている状況です。

SDカード内の設定を変更する

SSHを有効にする

マウントされている boot の中にSSHを有効にする設定を行います。

 

Wi-Fiの設定を行う

マウントされている boot の中に、Wi-Fiの設定を書き込みます。

 

まずはWi-Fi設定のファイルを作成します。

 

 

そして、Wi-Fiの設定をファイルに書いていきます。

 

 

今のご時世では WPA ではなく WPA2 の方が一般的かと思いますので、WPA2パーソナルで設定していきます。

 

 

scan_ssid は、SSIDステルス機能をつかったAPに接続する場合だけ必要みたいです。
また、pskは wpa_passphrase で暗号化できますが、その際はダブルクオーテーションで括る必要はありません。

 

さらに、Raspberry Pi Zero(WH)は2.4GHzしかサポートしていないことに注意しましょう。

起動テスト

電源投入

いよいよ電源を入れていきましょう。

 

microSD を Raspberry Pi Zero(WH) に挿入し、基板に PWR IN と書いてある方の microUSB に電源を挿します。



 

電源スイッチは無く、挿入すれば電源ONとなり、約1~2分ほどで起動は完了です。

SSH接続する

起動が完了すると、Bonjour にて raspberrypi.local でIPが引けるようになりますので、SSHコマンドでの接続をしましょう。
(Windowsだと別途Bonjourをいれると良いそうです)

 

 

この時の初期のユーザーは pi、パスワードは raspberry です。
セキュリティ的な問題もありますので、特に理由が無い場合はパスワードを変更しておきましょう。
(中身はDebian系Linuxですので、パスワード変更コマンドは割愛)

補足

同一LAN上に複数の Raspberry Pi が存在する場合、Bonjourでアクセスするときのデフォルトのホスト名 raspberrypi は衝突してしまいます。

 

この場合、各 Raspberry Pi に個別のホスト名を設定する必要があります。
Raspbianでホスト名を設定するところは下記の2ヶ所です。

 

/etc/hostname
/etc/hosts

 

この二つのファイルに記述されている raspberrypi を個別のホスト名に書き換えて再起動すればOKです。

また、rootユーザーになる場合は下記コマンドで行います。

 

 

シャットダウンをする時はrootユーザーになり、下記コマンドを実行します。

さいごに

今回は一風変わったハードウェアのお話でした。

 

Raspberry Pi は簡易的にハードウェアを遊ぶのにちょうどよいと思います。
今後は何かハードウェアを使った記事を書いていきたいです。

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書いた人

のえる

Full-stack Developer / Guitarist