イラストレーターで座標に変な小数点が入ったときに消す方法
こんにちは。もきちです。
今回は、Adobe Illustratorを使っていて画像書き出し時に1pxサイズが大きくなったり、座標に小数点が入っていて手動で消そうとしても消せないという方に試して欲しいことをご紹介します。
めちゃくちゃ苦しんだので、同じ問題で悩んでいる方を救いたい…。
目次
外部のデザイナーさんから頂いたAIデータがおかしい…?
事の発端は、外部のデザイナーさんからAIデータを頂いたところから始まりました。
データを開いたところ、いろんなオブジェクトの座標に変な小数点が入っています。
「799.999」とか「300.001」とか。
「まぁ見た目に影響無いし?」と気にせずスライス画像を書き出していきました。
手動でも駄目。いろいろ試したけど直らない。
「影響するんかい!!」と、仕方なく座標の小数点を消してみたんです。
でも手動で直そうとしても小数点は消えない…。
同じ問題で検索すると情報がいっぱい出てくるので、以下のことを片っ端から試していきました。
- 単位をピクセルにする(大前提)
- ピクセルグリッドに整合のオンオフ
- ピクセルにスナップ
- アートボードの座標に小数点が入っていないか確認
- 線の位置を内側に変更
→直らない。
新規ドキュメントじゃなくて既に作られたデータを直したい
検索でいろいろな記事を見てみましたが、「ドキュメント設定で~」とか「まず最初にこれをやっておかないと~」とかの内容が多いです。
でも、「新規ドキュメントを作る際に~」とか言われても、既にデザインが組まれたファイルを渡された場合や既に作りこんじゃった場合の解決策が少ないし、試しても直らないんですよね。
意外!それは定規の交点ッ!
既に作られたファイルの小数点を消す方法を調べては試すを繰り返し…。
「もう無理なのか?」と思っていた矢先に、答えが見つかりました。
手順は以下の通りです。
1.定規の交点をダブルクリック
※定規が表示されていない場合は「表示」⇒「定規」
→この時点で8割直りました!
2.以下のAI用スクリプトをダウンロード
- Adjust Items by Dialog
- 選択したオブジェクトの座標やサイズの数値を調整できます。
- めちゃくちゃありがたいAI用のスクリプトです…!!
- https://3fl.jp/is005/
3.オブジェクトを全選択(Ctrl + A)する。
4.そのままスクリプトを実行する。
「ファイル」⇒「スクリプト」⇒「その他のスクリプト」から、ダウンロードしたAI用スクリプトを実行します。
スクリプトが実行された後に確認してみると…
直りました!!
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